腹黒王子のいいなり。



「……はぁ!?
お、おい!俺そんなこと聞いてねぇぞ!?」


もちろん私も驚いたが、それ以上に野村が驚いていた。

だけど菅原の言葉を聞いたとたん、周りを囲っていた人たち全員が隣の席である私に視線を向ける。


その視線の中には、驚きや嫉妬、怒り、恐怖などの感情が込められているように感じた。



どうして菅原はいきなりこんなことを?

もしかしてひなこと話していたのかと思い、彼女に視線を向けるけれど、彼女も目を大きく見開いて驚いていたから絶対違う。


じゃあほかになんの可能性がある?


野村だって知らなかったみたいだし、わけがわからなくなっていると、また菅原が口を開いた。

さわやかな上に、周りの反応を全く気にしていない様子で。



「昨日、春坂さんとその話をしたんだ。
ね?春坂さん」


まさかの私に同意を求めてきた。