「あーあ、先生にバレたら怒られるな」
「大丈夫だよ!最後の少しだったし」
チャイムが鳴ったため、4人で教室に戻ることになった。
ふたりとも、いつもと違う私や雅を見て、最初は驚いていたけれど思いのほか早く受け入れてくれて。
「…………」
「怖いのか?」
もう少しで教室に着く……となったところで、雅に声をかけられた。
多分私の顔がこわばっていたからだろう。
確かに少しだけ怖かった。
泣いてしまったし、女子からあんな風に思われていたんだって考えたら怖い。
「大丈夫だから」
だけど、不思議だ。
雅のたったこの一言で、本当に大丈夫な気がして気が楽になるから。
少しだけドキドキしながら、先にひなこと野村が教室に入って、私たちも後から続く。
自習の時間とは言え、授業中に抜け出したからだろう。
教室にいた大勢の人からの視線が集まり、少し足がすくんでしまう私。



