「お前が猫ばっかりに構うから」
「猫……?」
「これからは俺の相手してもらうって決めた」
もう一度、ふっと小さく笑った後、雅に唇を塞がれてしまう。
きつく塞がれたそのキスは、いつもより強引な気がして。
「……ん…」
さらには一回で終わらなかった。
角度を変えながら、繰り返されるキス。
甘いキスを受け入れることしかできなくて、ぎゅっと雅の服を掴む。
すると雅の手が、私の団子部分に触れた気がした。
確認しようにもキスをされているため、できずに目を閉じたままでいれば、簡単にゴムをほどかれて団子がとれてしまう。
さらには髪に手を通され、手ぐしをされながらも続くキスに、私はもう限界で。
涙が目に浮かび、こぼれ落ちそうになりながら雅に訴えようと試みる。
「……んっ、みや……っ」
だけど私が話そうとすれば、うるさいとでも言いたげにきつく唇を塞がれるだけ。