腹黒王子のいいなり。



気になった私は、ベッドに手をついて前屈みになりミイを撫でる。

するとまた目を細め、ミイは嬉しそうに笑った。


結局撫でて欲しかったのかな。

ミイの行動を不思議に思いつつ、撫でていると前屈みの体勢が辛くなってくるわけで。

結局ベッドに腰を下ろし、ミイを撫でた。


「本当に成長したね、ミイ」
「みゃー」


あの頃は全然ご飯を食べてくれなくて、不安しかなかったけれど、こうして大きく育っている。

きっと雅たちの家族の一員として、幸せに育ててくれたのだろう。


「あ、ミイは擦り寄るのが好きなんだね」


頭を撫でていたら、その手に自分の頭を何度も擦り寄せてきて。

見ているだけでも癒される。


ついミイを撫でたりすることに集中していたから、ここが人の家だということをすっかり忘れており、ベッドに寝転びんでミイと遊んでいた。


「……ミイもソラと一緒だ」

ミイに顔を近づけられ、鼻を舐められたため、猫カフェで遊んでいたソラを思い出した。