腹黒王子のいいなり。



「声かけようとも思ったけど、ミイをダシにして近づくみたいでなんか嫌だったし、普通に声かけるのも変だし。

だけど同じ高校で、しかも2年で同じクラス。
1年である程度顔広くして立場確立して、2年で近づいたから好都合だったよな」


ま、まさか雅に声をかけられた時、そんなことを考えていただなんて、まったく予想してなかったため、驚きしかなかった。


それに……。

「普通に声かけてくれても良かったのに……」


それなら雅とも、もう少し早く出会えていた……なんて。

早く出会ってたとして、私はどうしたかったのだろう。

少しでも長い期間、雅のそばにいたかったって……思ったのかもしれない。


でも、それはどうして?
そう思った理由がイマイチよくわからない。