「俺が今抱いてるやつは“ユカ”らしい。
メスみたいだな」
「ソラはオスか。
性別によって色、違うんだね」
首輪に名前が書いてある部分には色がついており、オスが青でメスがピンク色だったらしかった。
「ひゃっ、くすぐったい」
ソラを撫でていると、突然首を伸ばして私の頬を舐めてきた。
「やだな、くすぐったいからだめ」
「みゃー」
ソラに舐められないよう、手で防ごうとしたら、今度はその手を舐められてしまう。
「すごい舐めるの好きだね、ソラは」
「…………」
視線を感じてふと隣を見れば、雅が不機嫌そうな雰囲気を醸し出していた。
「雅?あっ、もしかして舐められたい?
ユカは舐めるタイプじゃなくて、撫でられたいんだろうね」
雅はユカを抱きながら頭を撫でていた。
ユカは気持ちよさそうに目を細め、どこか眠たそうに見えた。



