腹黒王子のいいなり。



「じゃあ菅原と一緒にいられる?」
「……そうだけど、そんなかわいい目で見るな」

「か、かわいい目って…」


目にかわいいとか、そんな言葉を使う菅原が怖い。



「あー、もうなんでそんな格好するんだよ。
髪型も全部、襲ってくださいって言ってるようなもんだろ」

「襲ってください……?」


何の話?
クマとかに襲われるどうこう?


そんな自然に行くわけじゃないのに、菅原は何を話しているのだ。



わけがわからないでいたら、左の頬を軽くつねられてしまう。


「す、菅原……」
「いい加減名前で呼ぶの慣れろよ」


そして今度は名前の呼び方での指摘をされた。

実は遠足の日からも、なかなか“雅”という下の名前で呼ぶのに慣れなくて、菅原と呼んでしまうことがほとんどで。