「……なぁ」
するとようやく菅原は口を開いてくれた。
「な、何……?」
半分は嬉しかっだけれど、もう半分は本音を聞くのが少し怖いと思いつつ。
「……猫カフェ、なしでいいか?」
「えっ……なんで」
「なんなら家に帰りたい」
「……っ」
これは確実に、私の隣を歩くのが嫌という意味だ。
だから家に帰りたいのだろう。
無反応も辛かったけれど、こうはっきり言われてしまっても辛くて胸がぎゅっと締め付けられるように苦しくなった。
私はなんて言ってほしかったんだろう……だけと、今日を楽しみにしていたのは確かだ。
菅原と休日も会えるんだって思い、ひとりで浮かれていたのかもしれない。
「ご、ごめん……帰ろっか」
「帰るっていうか、お前を家に連れ込む」
「そっか…………え?」
今、菅原はなんて言った……?
私を家に連れ込むって……私も菅原の家に行くってこと?



