腹黒王子のいいなり。



今日は学校へ向かう方面とは反対のため、先に菅原が電車に乗っていて、あとに私が乗る形になる。


そして20分ほど乗ったところに、私が調べた猫カフェがあったのだ。



もちろん、楽しみ。
だけど……さっきから周りの視線が気になって仕方がない。


二度見されたり何度も見られたりして、穴があったら入りたいほど。



絶対この格好が私に似合わないんだ、と思い、家に戻りたくなったけれどそうなったら遅れてしまう。

その気持ちを必死に抑えながら歩いていると、駅に着いて改札を通る。


電車が来る時間まであと3分だったけれど、その3分がとても長く感じて。

ようやく電車の来る合図であるアナウンスが流れ、少しして電車がやってきた。


扉が開き、中に入ると休日の午前中だったからだろうか、中は比較的に空いていて安心した。

満員に近かったら、また多くの人から視線を感じるからだ。

菅原もいるから特に。