腹黒王子のいいなり。



「……なに?」

視線を無視することはできなくて、菅原の方を向く。

その時にきつい言い方になってしまった私は、言ってから後悔してしまった。


やっぱり学習しないな、私。
『どうしたの?』って、柔らかく聞くこともできないだなんて。



「ううん、なんでもないよ」


菅原はにこっと笑い、ようやく視線をノートに戻した。

いったいどうしたんだろう……と不思議に思いつつ、私もまたノートに視線を戻した。


そして数問解いていると、解けない問題にぶつかってしまうわけで。

先ほどまでスラスラ解けていたのに、とたんにペンを持つ手が止まってしまう。


うーん、わからないな。
何度考えても答えが出ない。


諦めて、あとで先生に聞こうと思ったら、突然菅原が口を開いた。