本当についてなさすぎて、うなだれたくなるけれど、それよりも状況説明が先だ。
「お、お母さん、あのね……」
「……ん…」
なんて説明しようか悩んでいると、ピクッと菅原が動いた。
どうやらこのタイミングで目を覚めたようで……ゆっくりと目を開ける菅原。
いや、寝顔も相当かっこよかったけど、寝起きの顔もまた驚くほど綺麗で破壊力があった。
「お、起きた……え、あなたたち何してたの!?」
私が菅原に声をかけるより先に言葉を発したお母さん。
菅原はお母さんの声を聞いて、パッと目を開けて起き上がった。
は、反応が早い……。
「……夕美さんのお母さんですか?」
さらには飲み込みも早く、ベッドから腰を上げた菅原は、お母さんに“王子さま”のような笑顔を見せた。



