腹黒王子のいいなり。



「いきなり幼くなるんだな」


頭を撫でながら、菅原はそう言った。

撫でる手つきは優しくて、怒ったり呆れたりはしていない様子。


「菅原が優しいから……本音言っていいって」
「言ったけど、こんなかわいくなられると困る」

「迷惑?」

困ると言われたため、途端に不安になる。
じっと菅原を見つめれば、ふっと小さく笑われた。


「バーカ、そんなわけないだろ」

迷惑じゃないって否定してくれたから、すぐ安心感が胸いっぱいに広がった。


「じゃあ、早く寝よ。
菅原も一緒に」

「……わかったよ」


諦めたような顔をして、菅原がベッドに手をついた。

ギシッと音が鳴る中、私は菅原が横になれるよう端に寄ってスペースを作る。