腹黒王子のいいなり。



「どんな感じで綺麗だったの?」

どうしても絞りたくて、菅原に詳しく聞く。



「……堂々としていて、見た目は気高い感じだったな。でもその時はただの“綺麗な女”って印象しかなかった」

「じゃあその時に好きになったわけじゃない?」

「そうなるな。

まあ、見た目が見た目だったから結構頭には残ってたけど」


見た目が見た目だったって……それぐらい、インパクトのある女子だったってこと?

うーん、難しい。
ひなこに聞けばわかるかな?なんて思いつつ。



「じゃあまた別の日に会ったってこと?」

菅原はその子の笑顔に一目惚れしたと言った。
でも最初に会った時ではない様子。


「まあ、そうなるけど。
ていうか、なんで俺がこんな質問攻めされないといけないわけ?」


今まで素直に答えてくれた菅原だったのに、ここにきて突然濁されて話が終わってしまう。