「俺だって普通の人間だから、好きなやつぐらいいるけど?」
「そ、そうだよね……へぇ、菅原が好きになった女の人かぁ、気になる」
案外先生だったりして、なんて思ったり思わなかったり。
「きっと素敵な方なんだろうなぁ」
だって菅原が好きになった女の人だよ?
絶対すごい人に決まっている。
「こう見えて、一目惚れ」
「へぇ、一目惚れなんだ。いいな……って、えぇ!?ひ、ひとめぼ……んっ…」
また私が大きな声を上げてしまったから、今度は菅原に口元を手で抑えられた。
「うるさいって何回言えばいいんだ?」
菅原の言葉に、首を何度も縦に振る。
いや、本当に申し訳ない。
周りの視線も結構集まるわけで。
大人しくするけれどそれどころじゃなかった。
だって……だって、一目惚れって言ったよね!?



