さすがの私も、これには許せなくてじっと菅原を睨むように見つめてやる。
「……はぁ」
視線に気づいたのだろう、菅原が大きくため息をついたかと思えばようやくこちらを向いた。
「お前、今日は絶対俺から離れんなよ」
「えっ、なんで」
「返事」
「わ、わかった」
会って早々、菅原の言うことを聞かされる。
というか……なんかもう命令だな、これ。
命令されて拒否権がない感じ。
いや、拒否できないんだけれど。
「でも、菅原のことだから女子に囲まれる気がする」
バーベキュー時、グループが違う女子に絡まれている菅原の姿が容易に想像できた。
「知るか、そんなもん。
お前が離れようとしなかったらいいんだよ」
「そうだけど……」
本当はクラスの女子とも仲良くしたい。
だから菅原に話しかけた女子と、運が良ければ話せるかなぁ……なんて、淡い期待を抱く。
だけど怖がられるからそれができないんだよね。



