腹黒王子のいいなり。



「そこまではりきってるように見える?」


気になったから聞いたみた。
はりきったように見えたら、それはそれで困る。



「ああ、見える。
そんな髪型やめろ」

「えっ……髪型?」


髪型って……さっきは格好って言わなかった?


気になったからそこを突っ込んでしまう。

すると、菅原がはっと我に返ったかのように、目を少し見張った。


「えっと……?」
「……お前、まじでうざい」
「はぁ!?」


特に何も言っていないのに、うざいと言われてしまった。

戸惑いつつも菅原を見つめるけれど、目をそらされて合わせようとしてくれない。


「な、なんで?私、何かした?」
「うるさい、ムカつく」
「なっ……!」


暴言を吐くだけ吐いて、私の目すら見ようとしてくれないだなんてひどい。