口をきゅっと固く閉じ、菅原の言う通り黙る。
「それでいいんだよ。
お前は俺の言うことに従っていればそれで」
満足そうに笑うと、私の頭を撫でる菅原。
なんか丸く収められた気分だ。
「ふっ、かわいいな。
気が強い見た目して、こんなおとなしいだなんて」
おとなしいって……菅原が黙れって言ったくせに。
そんなのおとなしくなって当然だ。
「ほら、もう話は終わったから戻るぞ。
もうすぐ授業も始まるし」
そう言って、菅原が私の手を握る。
待って、もしかしてまた手をつなぐの?
そんなの絶対に嫌だ。
「あ、あの菅原……お願い」
「なんだよ」
喋るなと言われているのだけれど、恐る恐る口を開く。
「手、離して」
「無理」
まさかの即答で拒否されてしまった。



