『友達大丈夫だった?』

野本先生は聞きながら
チケットを渡してきたので



『うん。大丈夫だよ↑』

あたしはこたえて
チケットを受け取った。



そして
席に着き映画が始まった。





凄く見たかった映画なのに

どうしても奏多の事が

頭から離れなくて




結局、見た気がしないまま

映画が終わっていた。