好華『……。そう…だね。じゃあ戻らなきゃ…じゃあね。』 奏多『わりぃ-…俺、何か変な事言っ……』 ブチッ…。 あたしは電話を途中で切った。 もしかしたら 奏多にだけは付き合ってみるとかもありだ…なんて言ってほしくなかったのかもしれない。 野本純一は事件に関わってるかもだし、付き合っちゃだめだ。そう言ってほしかったのかもしれない。 あたしはそのまま 笑顔を作って 部屋に戻った。