あたしは

『いらっしゃい。』


と言った。





奏多に聞きたい事はたくさんあった。
でも、今日は奏多が警察官として12年前の事について話に来ただけだから
とりあえずはそっちの話をしっかり聞く事にした。


あたしはもしかしたら
警察官としての奏多には
密かに敵対心を持っているのかもしれない。