卒業式の祈り

私の不安が的中しそうでちょっとだけ寂しい。

「サラ、そんなに、いろいろ心配してたらハゲるぞ」

「ハ、ハゲって・・・」

「大丈夫だよ、俺にはサラだけだから」

大学の正門前で立ち止まり、彼は私の頭を優しく撫でてくれる。

「本当に?」

「うん、証拠を見せるよ」

証拠?どうやって?と思っているうちに長身の彼が身をかがめる。

彼の端正な顔がすぐそばに迫る。

「え、ここで?・・ンッ」

唇が塞がれて、自然に目を閉じていた。

柔らかい唇の感触に胸が高鳴る。

三井くん、好き。大好きだよ。