卒業式の祈り

彼よりも一足先に入学していた私は、勿論、一緒に入れるサークルを探してみたけれど、文化系サークルで、めぼしいところは女子が多い。

三井くんを独り占めしたいので、女子学生と出会わせるようなサークルにうかつに彼を連れて行きたくない。

でも、こんな独占欲、彼に知られるのも恥ずかしいし。

いっそ、あの病院の個室で、彼を閉じ込めておけたら、どんなに安心だったろうか。

なーんて不謹慎なことを思ってしまったりして。

彼が目覚めてからは、あの病室でこっそり愛を暖めていた私達。