私の専属ボディーガード



どうやら、樹くんは私たちの家のお隣に引っ越してきたみたいだった。


後から知ったことだけど、これはパパと、パパの同僚の本郷さんとの秘密の計画だったそうだ。


名付けて、【葵と樹を友達にしよう大作戦】


パパも本郷さんも、自分が警察官として忙しく働く中で、子供にさみしい思いをさせていることに気がかりを感じていた。


そんな中、


家の隣は、ちょうど家1つ分建てられるくらいの空き地があって、


パパは、ちょうど私の遊び相手になってくれる子を探していて、


本郷さんの息子は、ちょうど私と同じ5歳で、


本郷さんも、ちょうど引越し先と樹くんと友達になってくれる子をさがしていた。


という偶然らしい。


そんなこんなでお隣に引っ越してきた樹くん一家。


パパたちの作戦は見事、幸をそうして、いつの間にか私と樹くんは毎日一緒に遊ぶようになり、


私もいつの間にか、「さみしい」と布団にくるまって泣くこともなくなった。