ただ、君を守りたいだけ。

「…そんな程度であたしに喧嘩売ってくんじゃねえよ。鍛え直してこい」

今日も、弱っちい男を軽く倒してそいつの元を去る。

まぁこんなの1日1回はあるから。
おかげで如月にしてもらった手当はほとんど効果なし。申し訳ないな。

「やめてください…っ!」

「…あん?」

ふと、女性の声が聞こえ たまたま通っていた繁華街の路地裏を覗く

すると 4人ぐらいのチャラチャラした男に絡まれている オシャレなお姉さんがいた

「…しゃーねーな。」

「いぃじゃぁん?遊ぼーって」

「おいこらくそ男ども。」

「ぁ?んだお前。女がそんな口調使っていいと思ってんのか?」

あからさまに態度を変えるこの男ども

あたしは、これ使うのはあまり好きじゃないけど パーカーの袖をまくってバングルを見せる

「!?!?やべ、行くぞ!!!」

それだけで男どもはびびり、逃げていった。
そう、このバングルはPhoenixの印である。

Phoenixはこういう輩共のトップ見てえなもんだから、権力が強い。

「大丈夫っすか?お姉さん」

「あ、あ…大丈夫、です…ありがとうございました…!!!」

涙目になりながら必死にお礼を述べるお姉さん。
あたしはふっと笑って

「気をつけてくださいね、お姉さん綺麗なんだから、すぐ狙われますよ」

そう言った。
するとお姉さんは言葉を失ったようだ。

「っ……!!!」

何故か顔を赤らめて、足早に去っていった。

「…え?あたしなんかした?」

まぁいいや、とさっきの道に出て 歩き始めた


「桜庭?」

「あー、誰?……!?如月!?」