ただ、君を守りたいだけ。

「…女がそんな傷つくってどうすんだ?来い。」

「は?ちょ、離せっ…!!」

あたしの抵抗も虚しく、腕を引っ張られて 保健室に押し込まれた

「ほらそこ座れ」

「んだよ、クソッタレが……」

「じっとしてろ」

救急箱から消毒液とガーゼを取り出して 手当を始めてきた

「いって!?んだよ、こんぐらいなんともねえって!!」

「いやダメだ。跡が残ったらせっかくの綺麗な顔が台無しだろ」

「なっ……」

如月は、さっきからサラっと嬉しいことを言う。
思わず反応するあたしもあたしだけど。

「…嫌だったら悪いけど、お前Phoenixのリーダーだろ」

「!?なんでお前それ知って…!?」

「木津大輝。あいつ俺の従兄弟。割と仲良いからよく話したり会ったりする。そんでお前だろうな、リーダーの話をしてる。それ桜庭だろ?」

「…なんか意外だな。」

大輝がまさかの如月と従兄弟だったなんて……
あたしと面識あるやつ以外誰も知らないと思ってたのに。

「それで?弱み握ろうってワケ?」

「んなことしねえよ。ただ、それさっき分かってから、心配なだけ。」

「…心配なんかしていらねえ。手当、感謝する ありがとな。じゃ。」

心配、同情 協力 そんなものはあまり好きじゃない。

私は1人でも戦える。

如月に礼を言って、今度こそ保健室を出て帰った。