ただ、君を守りたいだけ。

あれから1週間、日に日に如月は絡みがだるくなってきて うざったく過ごしていた。

大輝と咲夜はすっかりピンピンしていて さっきも挨拶してくれた。

自分の教室の階に着いて、歩く。
今日はどこでサボろうか、なんて考えながら教室に入り 変わらず自分の席に座る。

「……アイツら、どうすっかな……」

なんて窓の外を見ながらボケっとしていると、急に机をドンッと叩かれた

「ッ!?」

思わずビックリして そっちを向くと、香水くせえ女どもが鬼見てえな顔して睨んでた

「んだよ?」

「あんたさぁ、仁くんと最近仲良いようだけど なんなのあんた?」

「…は?仁?……あー、如月か」

いつも如月と呼んでいるので下の名前なんていちいち覚えていなかった…

「やだぁ 仁奈ちゃんがぁ 仁くんを取ろうとしてるぅ…!!仁くんは 仁奈ちゃんだけの人じゃないんだよ?」

「はぁ?」

その話し方にイラッときたあたしは少し睨み返す。
女どもは少しひるんだが 続けて突っかかってくる。

「あんた、気強いふりか強い女ですアピールか知んないけどさ 仁くんの彼女ヅラするのやめてくれる?」

「はぁ?んな事考えたこともねぇわ」

あたしも、身に覚えのないことで嫌な言い方をされて少しイラッとしてる。

なんなの?コイツら、あたしに喧嘩売ってんのかよ。

「あんたみたいなのが何のうのうと仁くんにすり寄ってんのよ。ほんとそーゆーの迷惑。ずっと前から思ってたけど、あんたなんて居ない方がいいのよ」

「…おいてめぇ喧嘩売ってんのか?調子乗ってんじゃねぇよクソが!!!!」

クラス全員いる中で、あたしはそんなこと気にもとめずに女の胸ぐらをつかんで怒声を上げた。

全員の視線が集まる。
さすがに怯んだのか女どもは泣き出した。

「泣いたら済むと思ってんじゃねぇぞ畜生が。
言っていい事と悪ぃこと位わかんだろ?」

やべぇ…とか声が聞こえるけど、そんなのあたしには知ったこっちゃねぇ。

「桜庭……」

如月の声がはっきり聞こえたけど、あたしはお構い無しに女に吐き捨てる。

「おめぇらと話したこともねぇし…如月のファンクラブだかなんだか知んねぇけど、そうゆうの 如月の迷惑にしかなんねぇんだよ。恥ずかしい奴だな。身の程わきまえろ。」

気が悪くなって あたしは思わず教室を飛び出して、屋上へ向かった。


あぁー、終わったわ。