ただ、君を守りたいだけ。

「どこだ……!?大輝!!咲夜!!いたら返事してくれ!」

彼らの名前を呼びながら、路地裏を駆け回って探す。

「あね…き……」

掠れた、よく耳を澄まさないと聞こえないような声量が あたしにはハッキリ聞こえた。

「大輝!?咲夜も!?おいしっかりしろ、ほかの連中も呼んできたから、すぐ楽になる。誰にやられた?」

「わからない…けど、姉貴を…探してて…多分、姉貴を狙ってるっす…かなりヤバそうでした」

「そっか…もういい、ここで大人しくしてろ。倒してくる」

と大輝を咲夜と一緒に楽な体制にさせ、立ち上がって振り向いた。

すると かなりガラの悪い男の連中がいた。
こいつらか?彼らを襲ったのは…?

「てめぇが桜庭仁奈か?」

「そうだけど。お前らか?この2人を襲ったの。」

私がそういうと奴らは不敵な笑みを浮かべて、代表みたいなやつが続きを述べた

「おいおい、女のくせにいいツラしてんじゃねぇかよ。口の利き方も、習ってこなかったか?」

「あぁ?んなの知らねぇよ。そんなのあたしに言ったってしゃあねえだろうが。んで?あたしになんか用なわけ?」

なんで今そんなこと話すんだよ。お前らの目的はそんなもんじゃねーだろ。なんて思いながら話を続ける。

「あぁ、おめぇをどん底にたたき落としたくてなぁ?手始めにこいつらをやったって訳だ。」

「…こいつらが、あたしを慕って着いてきてくれてるのを知ってて、わざとやったわけか。なかなかやるじゃんか。で?お前らは本当は誰なわけ?」

見た感じ本当にヤバそうだし、岡田みたいに取り巻きではなく、1個のグループみたいだ。

てことは、ただのチンピラではないはずだ。

「あぁー、俺らのこと知らねぇか 全くだな。
これ見りゃあピンの来るんじゃねえ?」

そう言って男が見せたのは自身の背中だ。
そこには大きな龍に羽が生えた紋様のようなタトゥーだった。

「!?お前らまさか……ッ!!!」

「そーそー。やっとわかったんか、とまぁいっちょ殺った方がはえーな。桜庭仁奈。ここで潰してやらぁ…ッ!!!」

「おう上等だかかってこいやァ!!!」