そして5月、この頃の私は、外で遊ぶ活発な子供…ではなく屋内で過ごす子供で、某同じ色か数字を出して枚数を減らし、無くなったら勝ちのゲームで遊んでいた。相手はあの時の名前の知らない女子とその子の親友だった。でも名前をまだ知らない。だから
「あのさ、二人の名前聞いていい?」
「私は赤石幸だよ。」
「私は田中美咲。」
そして私は
「分かったこれから宜しくね。」
とこれから休み時間は三人で遊んでいた。
いっつも私がズッタズタに負けるのだが、これが楽しかった。
そして私が赤石幸に恋をするのはすぐそこまで迫っていた。