それから、目に見える変化が訪れる。


私は文系だった。が、はっきりしないこの世


の中に飽きて、答えが一つな数学が好きにな


った。


「今まで一番嫌いだったのにな」


私自身、変化に追いつけない部分はあるが、


どうでもよくなる自分がいた。


母の変化も続いていた。


母は何故変わってしまったのだろう。