この時はまだ、気づいていなかったが、高校


生になってから、生活が一変していくのは、


のちに明らかになる。母親には、「高校生な


んだから」と言われ、叱声が増えた。仕事を


増やし始め、次から次へと仕事を押し付けら


れた。


その上、


「何故私は家事をやっているんだ。タダ働き


だろ」


などと罵声を浴びされられることも増えた。


小さい頃は、何かができたら次に挑戦するこ


とが、不思議ではなく、必然的だったが、


今になっては、それが普通ではなく、腹ただ


しくも苦しい。