夏の終わりとアキノソラ

重い…予想外に重い…。


カズ一人を2階に運ぶだけと軽く考えていた私は階段の下まで引きずるのがやっとだった。


さすがに階段は無理だ。なんとしてでも自分でのぼってもらわなくてはならない。


「カズ!ねぇカズ!起きて、お願いだから。」

私は必死に起こしたがびくともしない。

仕方がないのでお客さんにだすお水を1杯もってきて、顔にかけてみた。


「んー……」


ようやく声をだしたカズを必死に揺らす。


「カズ、お願い起きて、もうちょっとだから。」


「…ん。」


何とか目をあけて、焦点の定まらない様子でゆっくり私をみたあと、私の肩に身体をあずけてきたので、肩に担ぐような格好で、私は何とか階段をのぼった。