夏の終わりとアキノソラ

ようやく、落ち着いたのは明け方4時頃。閉店まであと30分の時だった。


ガラッ

ドアの開く音がしたので『すみません、今日はもうおしまいです、』と言いかけて振り向くと、ドサッと言う音とともに人が倒れ込んできた。



ひゃっと声にならない声をだして近付くと、カズの横顔が見えた。


「大将!カズが帰ってきた!」


「あ?今頃おせぇんだよ、どこ行ってたんだボケッ!」

大将は怒鳴りながらでてきたが、カズはびくともしない。


「潰れちゃったみたい…」

「だらしねぇなぁ。わりぃが汐ちゃん。殴ったり引きずったり何しても良いからよ、ちょっくら2階に運んでくれねぇか、こんなとこで寝られたらたまったもんじゃねぇ。」


「わかった。」


と返事はしたものの、よんでも叩いても返事がない。
仕方なく大きな身体を引きずって運ぶことにした。