ぼーっとテレビを観ていると、番組の合間の天気予報がかかった。東京。ところにより、雨。朝、洗濯物を干していたことを思い出し、ベランダにでた。
空はうっすら暗く、私の心の比喩のようだった。
雨雲のような私の心
私の心のような雨雲
どっちだろう?どっちでもよいか。
頭の中で一人会話をしながら、何気なく下に目をやると、見慣れたダウンコートを来た人が、私の住むマンションの入口前でウロウロしている姿が見えた。
あれ。誰だろ。目が悪くてよく見えない。
私がじっとみていると、その人物もこちらをみたようで、ぼやけた視界の中で、肌色がこちらをむいている、ということだけ認識できた。
「汐!」
聞き慣れた声だった。今の私がこの声を聞き逃すはずない。
「カズっ?」
異様に大きな声がでたことに、自分では気がつかなかった。
「なんでここにいんの?」先程と変わらぬトーンで私が言う。
「ちょっと、おりてこれねぇ?」
「…いいけど。」
私の質問に答えなかったカズにそう言われ、幾分小さな声で返事をしてしまった。
部屋に入り、眼鏡とコートを手にとって、入口まで走った。
空はうっすら暗く、私の心の比喩のようだった。
雨雲のような私の心
私の心のような雨雲
どっちだろう?どっちでもよいか。
頭の中で一人会話をしながら、何気なく下に目をやると、見慣れたダウンコートを来た人が、私の住むマンションの入口前でウロウロしている姿が見えた。
あれ。誰だろ。目が悪くてよく見えない。
私がじっとみていると、その人物もこちらをみたようで、ぼやけた視界の中で、肌色がこちらをむいている、ということだけ認識できた。
「汐!」
聞き慣れた声だった。今の私がこの声を聞き逃すはずない。
「カズっ?」
異様に大きな声がでたことに、自分では気がつかなかった。
「なんでここにいんの?」先程と変わらぬトーンで私が言う。
「ちょっと、おりてこれねぇ?」
「…いいけど。」
私の質問に答えなかったカズにそう言われ、幾分小さな声で返事をしてしまった。
部屋に入り、眼鏡とコートを手にとって、入口まで走った。

