ハゥ~ッ。
大きな息を吐いて
その後、二人で顔を合わせて笑った。
「多岐さん、良い人なんだけどなぁ。」
苦笑いの中に温かさのある笑顔だった。
たぶん、多岐さんと春人さんは本当の親子みたいな存在なんだと思う。
「ねぇ夏苗ちゃん。」
突然の真面目な春人さんに、思わず背筋を伸ばしたら
「誠次のこと……………ホントに大丈夫?
無理しなくても、泣いていいからね。
あのままだと…………
いつまでも諦められないと思って
デートなんて言って勝手に誠次に話させたけど。
聞かされた夏苗ちゃんからしたら
まだ受け止められる程心が元気じゃなかったかな?って思って………。」
あぁ、それで保健室じゃなくてお家だったんだ。
甘いものいっぱい食べるのも
……………………そのせいかなぁ。
「………………………諦められたかと言ったら……………
正直、今はまだ無理です。
小学生の頃から好きだった記憶があったけど
誠ちゃんに言わせると、幼稚園の頃から好きだったみたいで………
14・5年好きだったことになるから。
結婚するんだって…………ずっと思って頑張ってきたのに……………
誠ちゃんは他の人と………………………………」
スッキリしたと思っていたのに
春人さんと話したら、急に涙が溢れてきた。
「うんうん
それで良いんだよ。
夏苗ちゃんは本当に誠次のことが好きだったんだから
泣いて当たり前なんだ。
俺を恨んだり
誠次の彼女のこと………嫉妬したって
全然普通なんだからね。
自分の気持ちに正直になっていいよ。」
大きな息を吐いて
その後、二人で顔を合わせて笑った。
「多岐さん、良い人なんだけどなぁ。」
苦笑いの中に温かさのある笑顔だった。
たぶん、多岐さんと春人さんは本当の親子みたいな存在なんだと思う。
「ねぇ夏苗ちゃん。」
突然の真面目な春人さんに、思わず背筋を伸ばしたら
「誠次のこと……………ホントに大丈夫?
無理しなくても、泣いていいからね。
あのままだと…………
いつまでも諦められないと思って
デートなんて言って勝手に誠次に話させたけど。
聞かされた夏苗ちゃんからしたら
まだ受け止められる程心が元気じゃなかったかな?って思って………。」
あぁ、それで保健室じゃなくてお家だったんだ。
甘いものいっぱい食べるのも
……………………そのせいかなぁ。
「………………………諦められたかと言ったら……………
正直、今はまだ無理です。
小学生の頃から好きだった記憶があったけど
誠ちゃんに言わせると、幼稚園の頃から好きだったみたいで………
14・5年好きだったことになるから。
結婚するんだって…………ずっと思って頑張ってきたのに……………
誠ちゃんは他の人と………………………………」
スッキリしたと思っていたのに
春人さんと話したら、急に涙が溢れてきた。
「うんうん
それで良いんだよ。
夏苗ちゃんは本当に誠次のことが好きだったんだから
泣いて当たり前なんだ。
俺を恨んだり
誠次の彼女のこと………嫉妬したって
全然普通なんだからね。
自分の気持ちに正直になっていいよ。」



