「ふわぁ〜、おはよー」




その声で、俺は目を覚ました。


あの後、俺は紗良の部屋に戻り、自分用に用意された寝床に着いてすぐに寝てしまった。


安心感なのか、なぜかぐっすり眠れた気がする。


しかし……


紗良が隣で寝ていたということに改めて気づくと、バッと飛び起きてしまった俺。




「レイ?大丈夫?ちゃんと寝れた?」


「え、ああ……寝れたよ」


「よかった!」




さすがに、気まずい。


だって、女と2人で寝てたなんて……


紗良はなんとも思わないんだろうか。