「……あなたがこの家に居続けるかどうかの話なんだけど、レイくん、自分自身で決めて。あなたは、元いた場所に戻りたい?それとも、うちに居たい?居候とかそういうんじゃなく、はっきりさせましょう。」




まだ涙が止まっていない中、話は続行する。




俺が、この家に……


でも、俺がいたって、迷惑かけるだけ……


だいたい、バイトとかもしてないのに、金とかないし……


お世話になるだけの生活なんて……


でも……


あの家には…………




『邪魔者!』


『死神!』




…………戻りたく、ない。