僕を拾った彼女。




「そうよ?あんたみたいな人殺し、遺産目当てでもないと引き取らないでしょ、普通。だけどあんたの親、大した金持ってないしほんと役立たず。あんたなんかただの邪魔者よ。早く家から出ていってくれないかと思ってるのに……」




真相が、あらわに出た。




…………俺は、遺産目当てのただの邪魔者。


……でも、そりゃそうか。


俺は、人殺しなんだ。


誰も受け入れてくれるなんてこと、あるわけない。