しかし、このクローバーにいるメンバーは私にとって特別だった。

魔物が「さぁ、あとはお前だけだな…こいつはゆっくりと倒していくことにしよう」と言い、ニヤリと笑った。

「…許さない」

私は、グッと剣の柄を握りしめて魔物を睨みつけた。

「私の…」

ラン、ルナ、レインの順番で3人を見た。そして、冷たい声で「私の…」ともう一度言った。

「私の大切な仲間を傷つけた!お前だけは絶対に許さないぞ!!」

私は、全魔力を剣に込めて魔物に近寄った。魔物は私の速さに驚いている。

そして、剣を魔物に向かって振り下ろした。魔物が消えていき、近くにあった穴も塞がった。

「…良かった」

そう呟いた瞬間、私の意識が途切れた。