【短】お返しは××

「あ、あの久保君…そんな“期待してた”とか“嬉しかった”とか言われると、私も久保君に好かれてるんじゃないかって思っちゃうから……」


「思っていいよ。本当にオレお前の事、好きだから」


「!?」


まさか…いやそんなアホな……と若干関西人の様な思考に陥っていると全てが肯定され、目を見開いた。


今私…久保君に好きって言われた?


夢みたいなシチュエーションだが、近距離にある久保君の顔が最早こめかみ付近まで赤く染まっている。


私の頬を挟む手も両方ともジンワリと熱くなってるし……夢では、ない………?


「だからさ……」