一瞬でもう腕の中……寝起きもやっぱり格好良い。
最高に幸せな朝を迎えてる。
フレンチキスから甘噛みのお返し。
首筋から鎖骨へ這う唇。
「ダ、ダメだよ……起きて?支度しないと」
「今日は俺を空港まで迎えに行ってからの出勤だろ?まだゆっくりでいいじゃん」
「そうだけど……」
シャワー浴びたいし着替えにも帰りたい。
「一緒にシャワー浴びようか?」
「えっ…!?」
固まる私にクスクス笑う。
見降ろしながらまた髪を撫でるの……
「でもその前に…」
朝日が照らす部屋は照明がなくても明るい。
副社長がどこかのスイッチを押すと遮光カーテンが降りて全体が再び暗くなる。
どうやらシアタールーム仕様となったみたい。
「え………」
ウソ……え、、、朝から!?
そう思った時には遅く、優しいキスに翻弄されてく。
熱い体温に溶かされて……乱れて……
握りしめるシーツ……絡む指に力がこもる。
大胆な独占欲に終始戸惑いながらも私は……そんなあなたに溺れたいと願う。
もっともっと……焦らさないで……
あなただけに、悶えたい。

