代行秘書 ときどき レンタル彼女⁉





前々からイライラしてる。



何で紗和はあんな自覚がねぇんだ?
お前が笑いかけたり優しく接したりするだけで相手が勘違いしてるって事に全く気付いてない。



この俺をこんなに焦らすなんてお前が初めてだ。
本気で好きになったらこうも冷静で居られなくなるのか。
他の男と楽しそうに話すなよ。
その笑顔は俺だけに向けてろ。



バカ、口説かれてるって気付けよ。
ついて行ったら承知しねぇぞ。
お前は俺が決めた女なんだ。
誰にも渡さない。



手を引っ張り連れて行く。
男に少し迫られたくらいで戸惑ってんじゃねぇよ。
キッパリ断われねぇなら教えてやる。
二度と俺以外見れなくしてやるから。



これ以上イライラさせんなよ…!
俺にビビってんならちゃんと覚えとけ。
薄暗い部屋でもはっきりわかる。
お前の息遣い、体温、潤んだ瞳……今にも泣いてしまいそうだ。



なぁ、深山……俺はどうしたらいい?
お前の全てを手に入れるにはどうしたらいいんだ……



揺れる瞳が真っすぐ俺を捕らえていて……もう限界だ。
お前が……欲しい………



ごめん……約束守れそうにない。
契約違反…?そんなの構わない。
今、お前が欲しくてたまんねぇんだよ…!
我慢…出来ねぇ………




柔らかい唇……絡む指……
しなやかな首筋……なぞるボディライン……



全てが愛おしくて胸いっぱいに広がった。
欲しくて欲しくて……やっとお前を……
夢中で感じていたんだ……



お前からのキスでようやく本当に結ばれたんだと確信出来た。
契約違反がおあいこだなんて可愛い過ぎんだろ。
お前どんだけ引き出しあんだよ……
止まらなくなるだろぅが。