さ、30個!?


それすっごい量じゃない!?


「高木くん、今はもっとモテてそうだね」


すると絢香は笑いながら冗談っぽく言う。


「そうねぇ、今年50個いっちゃうんじゃない?」


冗談かもしれないけど……ほんとうに50個ももらったらどうしよう。


その瞬間チャイムがなり、急いで自分の席に戻った。