そんなことを考えていると

面談室と書いてある場所まで案内された。

「ここにお座り下さい。」

「失礼します。」

うわぁ…なんか、緊張するな。

下を向いて、チラチラと先生だと思われる人を見ていると

目が合った。

すると、その人が口を開いた。

「えっと、すみません。実は今塾長の小宮先生が不在でし

て。副塾長をさせて頂いています、西條が担当します。

よろしくお願いします。」

うわぁ、な、何言ってるわからん…。

とりあえず、西條先生かぁ…。

かっこいいなぁ。

クールな一重目に整った鼻、口、目元のホクロ。

ザ・大人って感じだぁ。

ガン見していると、視線に気づいたのかこっちを向いた。

うわ、目あっ…

「名前聞いてもいいですか?」

「あっ…えと、日向凛子、です…。」

うわぁやばい。

緊張しすぎて絶対顔赤い…。