「じゃあ、言って大丈夫ですか?」

「ああ」

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

中学生の私は至って普通でした。敬語でもありませんでした。

ですが、ある夜中に誰かの怒鳴り声で目が覚めたんです。

私は気になり声の聞こえる方へ行ってみました。

すると、そこには怒りに満ちたお父さんの姿と怯えているお母さんの姿がありました。

そして、私は全てを察しました。お父さんがDVである事を。

私はその時、お母さんを助けたくてリビングの中へ入ってしまいました。