あれから特に変わったことは無く 家に帰ってきた私たち。

廉が疲れているように見えていたから、帰ってきて直ぐにお風呂を溜めて ラベンダーの入浴剤も入れて置いた

ラベンダーにはサシェに使われたりとか、癒し効果があって、昔から廉はラベンダーの入浴剤が好きなの。

「…廉 お風呂 もういつでも入れるから、良かったら疲れ落としてね。」

ソファで横になってスマホを弄ってる廉に、ひと声かける。

廉「わかってるし、いちいち言わないでくんない?そういうのも疲れるんだよ」

案の定、鬱陶しそうな目線を私に当てながら冷たく吐き捨てる廉。


「…ごめん。ごめんね」

こんな言い方をされて悲しいけど…廉の前でそんなのを出したら幻滅されるから…私は笑顔を作って キッチンへ向かった。