SpringDay ~想いを繋ぐ指輪~

「…ッ…」

思わず涙が止まって 硬直する。
すると、誰かが私の前に膝をついて 肩に手を置く。

さっきの事があって 反射的に顔を上げる。
そこに居たのは昇だった

「……!?侑希!?どうした!?大丈夫か!?」

「のぼ、る……!」

私の乱れた服装を見て察したのか 自分が着ていたパーカーをかけてくれた昇。

「……昇、昇っ…怖かった…!!」

「侑希 遅くなってほんとごめん。怖かったな もう俺がいるから大丈夫だよ」

私の背中をさすってくれた昇の手はすごく暖かくて 安心した。

なんで 廉は来てくれないの……?
私は…いつまで昇に甘えてんだろう

「も、戻ろう 昇」

「……もう大丈夫なの?」

「うん!!」

私は紗良ちゃんと廉を待たせてると悪いと思って、さっきの自販機のとこでペットボトルを拾い、昇の手を引いて走っていった。