「わあ着いた着いた!!」
「な。いい天気じゃん、準備したら遊ぼうな」
「…っ、あ、ねえ 廉 紗良ちゃん 昇!!
その…私が準備しておくから……荷物 ここに置いて 遊んでてくれていいよ」
脇役は 脇役なりに せいぜい邪魔にならないように端にいる。
それがルールでしょう?
だから、私はこれだけしておけばいいんだ。
「俺も手伝うよ 侑希」
「ううん!!いいの。遊んできて?」
気をつかってくれた昇には悪いけど、私は1人でやらなきゃ
「いいの?侑希ちゃん ごめんね、ありがとう…!廉 行こ?」
「…あぁ」
「あ、あと……飲み物も、買いに行っておくね」
その言葉を最後に みんなは海に向かって走っていった。
昇は少し遅れていったけど 心配してくれてるのかな。
パラソルを立てるのは、やっぱり難しくて 少し苦労したけど、なんとか立てることが出来た。
パラソルを立てるとあとは簡単で レジャーシートを敷いて その上にみんなの荷物を置いて、取られるのを防ぐように 荷物の上にみんなの羽織ものをかけておいた。
「…よし、ジュース買ってこよう」
紗良ちゃんはオレンジジュース
廉はスポドリ
昇はソーダ
が好きだから、それを買ってくれば何とかなるだろう。
海のすぐ側の自動販売機に来たものの、端の方だからか、かなり人は少なくて 案外すんなり買うことが出来た。
「よし、戻ろう」
4本のペットボトルを抱えて 少し歩いていた時だった。
後ろから肩を掴まれて 反射的に振り返る。
廉か昇だと思った。
ていうか、そうであって欲しかったのに。
知らない男の人が4人
しかもいかにもチャラそうで 何やら怪しい笑みを浮かべている。
馬鹿ではない私はその状況をすぐ察することが出来た
背中にゾワッと悪寒が走る
逃げようと後ずさりしようとするも、ぎりぎりと肩に男性の手がくい込んで逃げられない
「ねぇねぇおねーさん、今1人?良かったらさぁ 俺らと遊ばない?」
「…いや、結構です 戻らなきゃ行けないので」
「えぇー、でもさ 俺らとちょっと遊んでくれたらそれでいいんだよねえ」
「い…や……」
「まぁまぁそんな嫌がらずにさ ちょっと来てよ」
「やめて、はなして……!」
「…いいから来いつってんだろ」
私の抵抗も虚しく 4人がかりで引きずられるようにしてそこから連れていかれた。
飲み物をそこに落として ただ引っ張られた先は もっと奥の人目がつかない 岩場の手前だった
「やだ、やだ離して!!!」
「うるせーなー。黙ってろよ」
1人に口を塞がれて もう2人には腕を封じられ あとの1人は私の前で舐めまわすように私を見る。
「!?んんーー!!!」
「へぇ……スタイルいいねぇ、おまけにちょー可愛いし。ほら、俺らと楽しいコトしようか」
ぞわぁっと背筋が凍る。
絶対に楽しいコトでは無いはずだ
助けて、助けてよ誰か。
「んんん!!!んんんんーーー!!!」
私の抵抗は効かず 嫌な手つきで身体を触られる。
恐怖と、嫌悪感で生理的な涙が出る。
「あっれぇ泣いてんの?泣くほどよかった?じゃーもっと遊ぼうかぁ」
あからさまに分かった上でやってるこの男。
私はあっという間にラッシュガードを開いて脱がされ 鎖骨やウエスト、太ももなど さらに触り始めてきた。
あぁ 私はここで終わりか なんて諦めかけた。
どうせ廉は来ない こんな場所だって昇も気づかない
誰も来ないまま 私はこいつらに……
「おぉ、感じてんの?身体反応してるよ?あぁ〜、やっべたまんねぇ……」
何を勘違いしたのか 水着越しにとうとう胸を触ってきた。
「んんッ!?んんん!!!!んんんーーーー!!!」
流石にその行動には私も反抗する。
嫌だ、本当にいや、触らないで。
抵抗してもニヤついたまま興奮し始め、ついに首裏で結んでいる紐に手をかけたこいつを見て、もう終わりか なんて本格的に諦めたその時だった。
遠くか近くか、パトカーのサイレンが聞こえた
「なぁ…ヤバくね?もしバレたらムショ行きだぜ」
「あぁ、これはやべぇ…いくぞ!!」
サイレンの音にビビったのか 少し話して4人の男は逃げていった
「……ッ、ぅ……」
腰が抜けて私はその場に座り込む
今の恐怖と嫌悪感が私を襲う。
その反応でか私の目からは涙が止まらなかった。
ラッシュガードを肩にかけてそれを前でぎゅっと掴む。
こんなことしてる場合じゃないのに。
早くみんなの元に戻らなきゃ行けないのに。
体が動かないなんて……
「さい、ていだ……ッ!!!」
もう嫌だ。もう本当に嫌だ。
汚れたって、思われる 廉に嫌われる いやだよ、そんなの……
「侑希!!!」
目の前に私の名前を呼ぶ声があった。
ごめん、今の私には顔、上げられないよ
「な。いい天気じゃん、準備したら遊ぼうな」
「…っ、あ、ねえ 廉 紗良ちゃん 昇!!
その…私が準備しておくから……荷物 ここに置いて 遊んでてくれていいよ」
脇役は 脇役なりに せいぜい邪魔にならないように端にいる。
それがルールでしょう?
だから、私はこれだけしておけばいいんだ。
「俺も手伝うよ 侑希」
「ううん!!いいの。遊んできて?」
気をつかってくれた昇には悪いけど、私は1人でやらなきゃ
「いいの?侑希ちゃん ごめんね、ありがとう…!廉 行こ?」
「…あぁ」
「あ、あと……飲み物も、買いに行っておくね」
その言葉を最後に みんなは海に向かって走っていった。
昇は少し遅れていったけど 心配してくれてるのかな。
パラソルを立てるのは、やっぱり難しくて 少し苦労したけど、なんとか立てることが出来た。
パラソルを立てるとあとは簡単で レジャーシートを敷いて その上にみんなの荷物を置いて、取られるのを防ぐように 荷物の上にみんなの羽織ものをかけておいた。
「…よし、ジュース買ってこよう」
紗良ちゃんはオレンジジュース
廉はスポドリ
昇はソーダ
が好きだから、それを買ってくれば何とかなるだろう。
海のすぐ側の自動販売機に来たものの、端の方だからか、かなり人は少なくて 案外すんなり買うことが出来た。
「よし、戻ろう」
4本のペットボトルを抱えて 少し歩いていた時だった。
後ろから肩を掴まれて 反射的に振り返る。
廉か昇だと思った。
ていうか、そうであって欲しかったのに。
知らない男の人が4人
しかもいかにもチャラそうで 何やら怪しい笑みを浮かべている。
馬鹿ではない私はその状況をすぐ察することが出来た
背中にゾワッと悪寒が走る
逃げようと後ずさりしようとするも、ぎりぎりと肩に男性の手がくい込んで逃げられない
「ねぇねぇおねーさん、今1人?良かったらさぁ 俺らと遊ばない?」
「…いや、結構です 戻らなきゃ行けないので」
「えぇー、でもさ 俺らとちょっと遊んでくれたらそれでいいんだよねえ」
「い…や……」
「まぁまぁそんな嫌がらずにさ ちょっと来てよ」
「やめて、はなして……!」
「…いいから来いつってんだろ」
私の抵抗も虚しく 4人がかりで引きずられるようにしてそこから連れていかれた。
飲み物をそこに落として ただ引っ張られた先は もっと奥の人目がつかない 岩場の手前だった
「やだ、やだ離して!!!」
「うるせーなー。黙ってろよ」
1人に口を塞がれて もう2人には腕を封じられ あとの1人は私の前で舐めまわすように私を見る。
「!?んんーー!!!」
「へぇ……スタイルいいねぇ、おまけにちょー可愛いし。ほら、俺らと楽しいコトしようか」
ぞわぁっと背筋が凍る。
絶対に楽しいコトでは無いはずだ
助けて、助けてよ誰か。
「んんん!!!んんんんーーー!!!」
私の抵抗は効かず 嫌な手つきで身体を触られる。
恐怖と、嫌悪感で生理的な涙が出る。
「あっれぇ泣いてんの?泣くほどよかった?じゃーもっと遊ぼうかぁ」
あからさまに分かった上でやってるこの男。
私はあっという間にラッシュガードを開いて脱がされ 鎖骨やウエスト、太ももなど さらに触り始めてきた。
あぁ 私はここで終わりか なんて諦めかけた。
どうせ廉は来ない こんな場所だって昇も気づかない
誰も来ないまま 私はこいつらに……
「おぉ、感じてんの?身体反応してるよ?あぁ〜、やっべたまんねぇ……」
何を勘違いしたのか 水着越しにとうとう胸を触ってきた。
「んんッ!?んんん!!!!んんんーーーー!!!」
流石にその行動には私も反抗する。
嫌だ、本当にいや、触らないで。
抵抗してもニヤついたまま興奮し始め、ついに首裏で結んでいる紐に手をかけたこいつを見て、もう終わりか なんて本格的に諦めたその時だった。
遠くか近くか、パトカーのサイレンが聞こえた
「なぁ…ヤバくね?もしバレたらムショ行きだぜ」
「あぁ、これはやべぇ…いくぞ!!」
サイレンの音にビビったのか 少し話して4人の男は逃げていった
「……ッ、ぅ……」
腰が抜けて私はその場に座り込む
今の恐怖と嫌悪感が私を襲う。
その反応でか私の目からは涙が止まらなかった。
ラッシュガードを肩にかけてそれを前でぎゅっと掴む。
こんなことしてる場合じゃないのに。
早くみんなの元に戻らなきゃ行けないのに。
体が動かないなんて……
「さい、ていだ……ッ!!!」
もう嫌だ。もう本当に嫌だ。
汚れたって、思われる 廉に嫌われる いやだよ、そんなの……
「侑希!!!」
目の前に私の名前を呼ぶ声があった。
ごめん、今の私には顔、上げられないよ

