「ありえないんだけど。なに若菜にタメ口で話してんの?」
「そうだよ。3軍以下は1、2軍には敬語で話すのが普通でしょ?」

2軍がそういった途端、心愛ちゃんが表情を変えて若菜をにらみつけた。

「な、なによその目。」
「いや、この学校にもスクールカーストがあるんだな~って思って。」
「は?」
「私、あんたみたいな人大っ嫌いなんだよね。
 親の力を借りて頂点に立った底辺女。」

心愛ちゃんがそう言うと、授業担当の先生が入ってきた。