オニゴッコ

ものすごい勢いでこっちにやってくる!?

もしかしてオニに追われてるの!?

「そ、そこの人、助け……っ!」

泣きそうな顔でこちらに助けを求めるも、ドサリと倒れ込んだ。

「あ…ぐ…いや、だ…」

倒れ込んだ人にオニがゆっくり近づいていく。

私はただただ後退りするしかできなかった。

「たす、け……て」

未だにこちらに助けを求めてくる。

「ごめん、なさい…」

私はぐっと涙を堪え、背を向け走り出した。

少しでも遠く、少しでも速く、この場所から離れたかった。