朝、目が覚めると私は自室にいた。

そうか、これが「復活」ってやつか……。

刺された場所を鏡で確認してみるが、まるで昨日のが嘘かのように、傷跡が綺麗に無くなっていた。

ましてや痛みもない。

「はは……すごいや……夢でも見てた気分……」

しかし、これは夢でもなんでもない。

紛れもない現実。

「そうだ、ミサは大丈夫だったのかな…」

気になった私はメッセージで「今から行く」とだけ伝え、身支度を済ませてからミサの家へと向かった。